2014年04月28日

「セウォン号の転覆事故」での対応で引責辞任する韓国首相。

 昨日(27日)、韓国の鄭首相が、先に珍島近海で起きた「セウォン号」の事故にあっての政府の対応に問題があったとして、その責任をとるかたちで辞任を発表した。

 もっとも韓国の首相は、単に国務総理という行政府では大統領につぐ副大統領のような位置付けであって、議会の合意をうけて大統領が承認するポストであるのだが、議院内閣制をとる日本などとは違って行政のトップとしての権力をもつものではなく、単に大統領の補佐的な役割でしかない。
 そのような首相が、韓国海難史上で最大の事故の引責辞任と言うのも妙な話である。本来なら、この転覆事故の対応にあっては最高指揮官としての大統領が責任を取るべきであるのだが、それをとかげのしっぽ切りのように首相が辞任することで問題をすり替えようとすることには、当然のことながら韓国国民から朴大統領への非難が噴出するのはまちがいないところであろう。

 先日の米国オバマ大統領の訪韓で、オバマ大統領自身の口から従軍慰安婦の問題について「人道的にも重大な問題である」というような言質で引き出したことで、韓国国民の反日感情を安定化させるとして朴政権の今後を安泰とするのは、大きい間違いであるのだ。

 そもそも、「セウォン号の転覆事故」では、その初期対応に問題があったばかりではなく、その後の事故対応のまずさが次々と明らかにされてきているなかで、政府担当者の虚偽の説明やメディアのでっち上げも問題となっているのである。
 今日の報道では、真っ先に駆けつけた海上警察の救助艇に、こともあろうにこのセウォン号の船長が乗り移ろうとしている記事がでている。
 なんとも、おぞましい光景であるが、この報道を犠牲者遺族や一般国民がどのように観るかがつぶさに察せられる。

 その後の捜索に置いても、救難についての知識がまったくない筆者にも、その不手際が見えて来るありさまなのである。

 これでは、犠牲者となった高校生ほかの魂が報われないのではないかと思う。
 いまとなっては如何ともし難いが、朴大統領にもっと違った事故対応があったのではないかと訝ってしまうのである。

 何れにしても、首相の辞任でこの事故の責任をすり替えてはならないと、筆者は考える。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/kor14042721450006-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 21:48| Comment(0) | 韓国・北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

「ジュネーブ合意」が無効になりつつある。

「ジュネーブ合意」が確認されて1週間が過ぎようとしているのだが、和平に向けた動きは一向に観られえいないばかりか、一層の緊張が高まっているウクライナ東部のドネツク州の現在なのだが、親ロシア派武装勢力による行政庁舎の占拠は以前として続けらたままだ。
 これに対してウクライナの暫定政府は、この親ロシア派武装勢力の排除を「対テロ作戦」と位置付けて強硬な手段に出ようとしているようだ。
 こうした中、ロシア政府は、ウクライナの親ロシア派住民の安全保護を考えなければプーチン大統領としても、ロシア国内の民意をまとめることができない状況に至っている。つまり、ウクライナ前提政府の強制排除の動きに呼応せざるを得ない状況にあると言えるようだ。

 この状況を考えてみると、まさに一触即発の危機にあると言えるのだが、ドネツクの行政庁舎を占拠する親ロシア派武装勢力の目的とする自治権の獲得と言う意図が歪曲されて、断定政権への反発だけが浮き彫りになりつつあるのを筆者は懸念している。それはとりもなおさず、武力衝突を意味するのであって、引いてはロシア軍を招き入れる結果となりはしないかという、ある種の焦燥なのである。

 この行政庁舎を占拠する親ロシア武装勢力には、その本来の目的を見失うことなく、その実現を念頭においた暫定政府とのやり取りを期待したいところであり、暫定政権側には「対テロ作戦」と位置付けたものの武力の行使と言う非合理的な手段を実行することなく、粘り強い条件交渉を続けることを期待している。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/erp14042500270001-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 22:33| Comment(0) | ヨーロッパ・ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月23日

政権維持に終始した事故対応。

 珍島沖合での大型客船「セウォン号」の沈没事故から一週間が過ぎ、生存者がいることが絶望的な今になっては、この沈没事故の今後の対応は、単なる事故処理に終始しそうであるあるのだが、それでもなお、不可解な対応を続ける韓国政府は、国民の意志の如何では、その政権すら崩壊しかねない状況に至っているのは明々白々である。

 事故から一週間が過ぎ、この事故にあっての韓国政府の対応を考察することは、韓国との外交関係においても周辺諸国にとっては重要な意味を持つ。
 結論から記すが、韓国とはまともな外交関係は築けないということであり、韓国政府の主張は、到底、信用するにはあたらないということであり、寧ろ、逆の観点から対応することに妥当な外交関係が構築できると考えるのである。

 国民の人命と財産を守るべく存在する政府であるとするのが民主国家の本来の在り方であろうはずなのだが、それが現在の韓国パク・クネ政権にはできていないというか、その基本的な理念にすら意識が向いていないような気がしてならないのである。

 この「セウォン号」の転覆事故では、人命救助の観点からすれば初期対応がすべてであり、この対応如何で多くの命が救われるのである。
 沈没の恐れが懸念されていた時から沈没までに2時間という時間があったのであり、客船には乗客分の救命胴衣から救命ボートまで用意されているのが当然なのだが、その救命のための対応が採れなかったばかりか、その救難活動を指揮するはずの担当行政機関はもとより、政府をまでもが、その立場維持のために人命救助と言う災害における対応を怠ったばかりか、犠牲者遺族をはじめとして、韓国国民の悲痛な思いをないがしろにした感が強い。

 この件に関しては、どうした配慮なのか遺族をはじめとしてメディアに対して偽の情報をながしていたのは、犠牲者遺族の心情はもとより、この事故を傍観するわれわれにも大きな失望を醸成したのである。
 そして、人命保護の観点を軽視した、監督指揮する当局者はもとより、朴クネ大統領の責任は重いと言えよう。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/kor14042312160007-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 20:44| Comment(0) | 韓国・北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月18日

犯罪に等しい「セウォン号」の転覆事故。

 韓国の珍島近海で起きた旅客船「セウォン号」の転覆事故の原因究明が進みつつあるが、現時点で明らかになったメディア情報によれば、26歳の経験の浅い航海士の操舵ミスだと考えて良さそうだ。
 島々が接近し、海流の速い海域での操舵は、より慎重になされなければならないのだが、この航海士はそうした判断力すら持ち合わせていないという、あまりにも稚拙な判断による大型旅客船の転覆事故であって、これを「事故」とするには無理があり、その犠牲の大きさから考えてみても犯罪としか呼びようのないものであろう。
 海流の速い海域では、急激な操舵は転覆事故の可能性が極度に増すというのは当然のことであり、ちょうどこれは、列車が大きくカーブを切る時にはスピードを落とすというのは当然のことであって、自動で制御されることなのであるが、これと同じことが艦船の操舵でも言えるのである。
 この「セウォン号」の今回の場合は、その操船の基礎をも逸脱しているのであって、急激な旋回は積荷の移動を招き、海中に浮いた船体に大きな求心力がかかるのは必定なのである。

 そうした意味でも、この事故を単なる「転覆事故」として処理するのではなく、犯罪とすべきであるのだが、それにはこの旅客船の船長の責任は、操舵を担当していた航海士より以上に重いと言えるだろう。

 その上に、この「セウォン号」の乗務員は、乗船客の誘導に関しても大きなミスを犯しているのだが、この乗客への避難誘導が的確になされていれば、現状で報じられているような甚大な被害、つまり死者や行方不明者の数は激減していたのは確かであろうと推察する。
 その意味でも、犠牲者には衷心より哀悼の意を捧げたい。

 この「犯罪」での教訓は多々ある。われわれが、今となっては、ここから得られる教訓を日常生活に活かして行くしかないのである。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/kor14041811270006-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 22:27| Comment(0) | 韓国・北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

中国は、公務員ぐるみの犯罪国家なのか。

「中国黒竜江省で列車が脱線し乗客15人が負傷した事故」が起こっているのだが、この深刻な犯罪(事故ではない)の容疑者として、この鉄道の作業員を警察は拘束しているという。

 この犯罪の忌々しき事の重大な点は、鉄道をという市民生活に密着した公益機関ある鉄道なのであると同時に、その管理・維持を担当する部署の一員が、故意に行った犯罪行為であることもさることながら、鉄道事故というのは人命に関わる重大事故となるのが必死であることなのだ。

 こうした公務員の犯罪は、その犯罪を犯した者だけを問題にしては、何ら解決しないのであって、この犯人の所属する団体の体質が問われなければならないのは当然なのである。そして、これが中国という国家の管理体制の現状であるとするならば、先に李国強首相が所見で述べたように、「腐敗体質は徹底的に排除する」との政府方針が、速やかに実行されなければ、中国の市民生活の安全は保障されないという事になろう。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/chn14041620380011-n1.htm

posted by キッドマン中佐(a) at 22:07| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

一触即発の状況に至っているウクライナ東部。

 ウクライナ東部の州で親ロシア派住民の武力行使が続いている。そして、これに対して暫定政府は「対テロ作戦」として装甲車や武装ヘリなどを動員した部隊を送りこんでいるというのである。そもそも国内の治安維持には警察権が発動され、軍隊が出動することなどは容認できないのであるが、親ロシア派の反政府を訴える住民の武装が自動小銃を導入していることらしいのである。

 そもそも論になるが、ドネツク州は先にロシアに編入されたクリミア自治共和国と違ってウクライナの一州であることをこの情勢を観ていく上では見逃してはならない。
 つまり、ドネツク州での市民による武装蜂起は反政府クーデターであるということであり、その掲げる主張が「ロシアへの編入」であれば、これはまさしくクーデターに過ぎないのであって、市民運動のレベルではないということである。
 そして、この営為に武器弾薬が持ち込まれれば、まさしく市民による軍事クーデターなのである。また、このドネツク州でのクーデターにあってロシア製の武器が持ち込まれていることで、これがロシア軍の支援を受けているとするのは早計であるのは間違いない。

 現状にあっては、ウクライナ暫定政府による、このドネツク州での軍事クーデターは、断固とした対応がもとめられるし、徹底した鎮圧が妥当であろうと筆者は考える。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140414/erp14041411220002-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 21:54| Comment(0) | ヨーロッパ・ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

ますます緊張が高まるウクライナ情勢。

 ウクライナではクリミア共和国に続いてロシア系住民が多く暮らすドネツク州などで、ウクライナからの独立を目指した動きが急加速しており、親ロシア派の住民の意向をどのようにロシアのプーチン大統領が斟酌するかという重要な局面に至っている。

 もちろん、ドネツクなどはウクライナの一州であるわけだからロシアがクリミア自治共和国を自国に編入したこととは事情が大きく違ってくる。ウクライナの州である以上、このドネツク州民はウクライナ憲法の下で規律の遵守が義務付けられているのであり、そしてロシアはここに軍を進めることはそのまま侵攻となるのである。
 こうした状況下でロシア軍は戦車や戦闘機、重火器などを装備した軍隊をウクライナ国境に4万人規模で展開しているのであるが、これは、もちろん侵攻が目的ではなくウクライナの治安部隊の動きに警戒しているのであって、これはウクライナ国内の親ロシア系住民の保護を目的とした行動と考えるよりも、ロシア国内のプーチン大統領への固い支持を繋ぎとめる方策であると筆者は考えている。

 そして、今日になって急浮上してきた問題は、この7日に支払い期限となっていたロシアからウクライナへ供給していた天然ガスの代金が支払われていないという事実である。
 この一事は、こうした緊張下にあってウクライナとしてはロシア軍の侵攻の理由となり得る事態をまねいていると考えざるを得ないということである。
 一応、天然ガスのウクライナへの供給は、ハンガリーが肩代わりしそうだがロシアへの代金の支払いは実行しなければならないのは当然であり、それをおろそかにしていては、今後のプーチン大統領の対応次第ではウクライナ領内へのロシア軍の侵攻もあり得る状態になり、ひいてはNATO軍の強大な軍事的な対応も考えられる。

 そのほか、欧州の実体経済ばかりか市場にも大きく影響するのは間違いないところであり、ますます、このウクライナから目がはなせなくなってきている。

(この記事を参照のこと

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140411/erp14041109130004-n1.htm

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA3A07V20140411
posted by キッドマン中佐(a) at 22:39| Comment(0) | ヨーロッパ・ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

「STAP細胞は、必ず再現できます」。

 理化学研究所の小保方晴子博士が英国の科学雑誌”ネイチャー”誌に掲載された「STAP細胞の研究」論文の真偽について、日本のみならず世界の再生医療の世界を揺るがしている問題で、今日、その論文の提出者である小保方晴子博士が、弁護士を伴って記者会見を開いた。
 そこで小保方博士は、きっぱりと「STAP細胞は再現できます」と言い切ったのであるが、この博士の発言に対してあまりにも質疑に立った記者の質問の低劣さに、この記者会見をTVで視聴していた筆者は、日本のメディアの現状を観た思いだ。
 STAP細胞の発見についての真偽は、それを検証するだけの分子生物学における知識がなければ証明できないことであるので、このブログの一文では、触れないことにする。私見では、STAP細胞の再現を小保方博士に実行していただきたいと願っている。そして、博士にはその実証ができるものだと秘かに願っているものである。

 現実のメディアの報道を注意深く観ていると、小保方博士のSTTAP細胞の発見の意義よりも英国の科学誌”ネイチャー”に掲載された論文の信頼性についての議論に終始しているように、筆者には感じられてある種の失望感を覚えている。
 小保方博士が、今日の記者会見で述べているように「データの取り違えはあり」得る事なので、それをことさら問題にするのは、このSTAP細胞の発見の意義からすれば、あまりにも陳腐であると言わざるを得ず、その非は博士も認めているのである。
 確かに、理研の審査委員会が発表した「実験ノートの存在が2冊であった」と公表しているが、それは今回の小保方博士の記者会見で「実験ノートは4,5冊」だと、述べている。この辺りの齟齬は、どこに問題があるのかという疑問を解明する一つのカギとなろう。

 なにはともあれ、小保方博士には今後もSTAP細胞に関する研究を継続していただいて、輝かしい成果を実証していただきたいものである。

 もっとも、自然科学の世界では、小保方博士のような学者の存在はあり得ないことであり、この会見での博士の説明は、到底、信用できるものではないことをこの一文の最後に記しておきます。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140409/wlf14040916155005-n1.htm

posted by キッドマン中佐(a) at 22:34| Comment(0) | 国内・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

「民意を得ている」ことを強調する台湾の学生代表。

 台湾が中国と結んだ「サービス貿易協定」に反対している学生たちが議場を占拠して2週間が過ぎたが、なんら解決への糸口すら見えてこない状況にある。
 ここで、この学生の活動を推進する指導的立場にある林氏は、「(われわれは)台湾の民主社会を守るために立ち上がった」と述べ、台湾の民意を代表していることを力説している。

 この「サービス貿易協定」の成立過程には、林氏らが主張する学生たちの見解が、多くの台湾の人達の支持を受けているのは明らかであり、馬英九政権もこの学生の長引く議場占拠について、この状況で警察権力が強制的に排除できない事情が、この学生たちの運動が多くの台湾市民の支持を受けていることの証明にもなっているのである。

 台湾の学生運動への台湾市民の支持は、これまでの「サービス貿易協定」締結の過程にあっての不透明性さと同時に、台湾の将来にあっての著しい不利益というものが、多くの台湾市民に認識されてきているのであり、この学生たちの反対運動への、これまでの馬英九政権が続けて来た弾圧に等しい武力行使が、ここに至って台湾市民の支持を膨らませたとも言えるのである。

 そこで、今後のこの現状の打開策は、当分の間見えてこないであろうと筆者は考えている。つまり、馬英九総統はこの学生の要求を受け入れられる状態にはない、と考えるのである。それほどに中国の馬英九総統への要求が堅固であるということでもある。

(この記事を参考のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140402/chn14040218190002-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 23:32| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする