2017年07月14日

西太平洋の軍事的ヘゲモニーは、中国が握ろうとしている。

 極東アジア、東南アジアの軍事的ヘゲモニーは、中国が握ろうとしているのは確かで、その「尖兵」となっているのが、北朝鮮である。中国が北朝鮮に対して、経済交流という形で北朝鮮経済のみならず、軍事開発をも支援しているわけだが、これについて米国のトランプ政権が、「更なる経済制裁の強化」を要請しても、中国の政権内部に勢力を占める「北朝鮮容認派」が、米国の要請を拒んでいるのであろう。
 つまり、中国は北朝鮮を利用する形で、韓国を事実上、恫喝しているのである。そして、日本に対しては、日米同盟に揺さぶりをかけているのが、極東アジアにおける覇権構造となっている。ここでも、積極的に画策する中国に対して、米韓、日米同盟の側は、遅れをとっているのが、現状であろうし、中国はフィリピンの主張を、自国の軍事直を背景として、問題視していないのである。

 度重なる北朝鮮による弾道ミサイル打ち上げ実験の背後には、それを支援する、とくに経済的に支援する中国の内部の集団が、存在しているのは、想像するに難くない。

 韓国は、中国の前に、身動きがとれない小動物にすぎない状態であるし、北朝鮮の強硬な姿勢は、すでに米国が設定するレッドラインを超しているのだが、日米が、この北朝鮮に対して軍事行動が採れないのは、その後の被害の想定が、あまりにも甚大であることを懸念しているのであろう。

 本来であれば、中国が主張するように、北朝鮮問題においては「話し合いによる解決」が、望ましいのだが、その結果で利するのは、中国一国であるのだろう。









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2017年06月04日

中国は「我々は、国際ルールを守る国」と主張。

 アジア安全保障会議の席上で、米国のマティス国防長官の「軍事拠点化していて、強制的な現状の変更は認めない」との発言に猛反発している。
 このマティス国防長官の発言には、当然のことながら、東南アジアの中国による軍事的脅威を牽制する目的があるのは言うまでもない。米国空母カール・ヴィンソンが朝鮮半島に向けて北上した際も、それに伴って南シナ海の現状を確認しているだろし、最近では「航行の自由」作戦も再開した。つまり、米国は、この中国における南シナ海の軍事拠点化している現状を明確に認識しているのであり、先の国際司法裁判所の「この地域を中国の領有は違法だ」との裁定もでているのである。
 これに対して今回のアジア安全保障会議で中国人民解放軍軍事科学院・何雷副院長は「中国は国際ルールと地域のルールを支持し、守る国だ。そのルールの理解の仕方の問題だ」と発言しているのだが、これを国際会議の席上で主張する中国を国際社会は、どのように受け入れれば良いのだろうか。
 この中国の代表が言う「中国は国際ルールと地域の安全のルールを支持し、守る国だ」の「守る国」というのは、「中国の主張する国際ルールを守る国」と主張しているとしか、受け手は認識し得ないのではないか。






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posted by キッドマン中佐(a) at 08:29| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

中国、地方の治安当局トップに死刑判決。

 中国の国営メディアは、26日、内モンゴル自治区の公安庁長官だった死刑囚の死刑を執行した。
 この死刑囚の有罪理由が、現在の中国における治安当局の腐敗ぶりを象徴しているようで、何とも我々には理解に苦しむところだ。
 この度、死刑が執行された趙死刑囚の判決理由が、殺人、収賄、銃器類や爆発物の所持ということなのだが、この中でも、28歳年下の愛人に対する殺人は、この趙死刑囚(執行前)の傲慢さ、身勝手さが、如何にも中国らしいと私には、感じられるのである。
 この愛人の殺害に至った経緯は、この愛人による自らの収賄の事実が暴露されることを封じる目的でなされたことで、最初、2発の発砲で負傷して逃げ惑う被害者(愛人)追いかけ、補足したところで、その頭を銃で撃ちぬいたということである。

 この事件は、まさに現在の中国に蔓延る治安当局の腐敗ぶりの象徴であると思われる。つまり、公安庁長官という職務権限によって日常的に行われていることを感じさせる収賄は、こうした犯罪を取り締まる側の人間には、容易にもみ消すことができる、ということを意味しているわけで、その発覚を恐れたこの公安庁長官であった趙死刑囚の場合は、愛人の口封じのために殺害にまで及んでいるのである。

 この事件の場合は、愛人という立場ではじめて知り得た収賄の事実であるのだが、この種の犯罪は、一般人には、知りえない犯罪であるが故に、中国社会には、恒常的に行われているということを意味しているのであろう。
 さて、我が国はどうだろうか?政治家の利益供与は、ないとは言えないだろう。




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posted by キッドマン中佐(a) at 05:54| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

中国政府は、米国へ情報を提供した者を処分している。

 水面下での情報戦には、凄まじいものがある。

 中国政府は、2010年から2012年の2年間に、米国のCIAやFBIに情報を提供した者18人から20人を投獄、処刑しているようだ。この数を多いとみるか、少ないと見るかは、それぞれの判断によるところだが、この中国政府によって処分された者に繋がる副次的な情報提供者を考えると膨大な数と言えるだろう。
 
 この事態が物語っていることは、CIAやFBIに限らず、各国の情報機関は、詳細かつ膨大な秘密情報を求めて鎬を削っているということであり、その情報がもたらす事象を詳細に分析し、実際の外交の場、あるいは軍事行動などに活用されているということであり、こうした情報戦は武力衝突の切っ掛けを与えていることを考えると、すでにこうした情報戦は、ネットワークの発達とともに凄まじい勢いで展開されているのであることは、容易に想像できる。
 だだ、こうした情報戦に関する我が国の一般国民には意識されていない。この無意識の安穏とした中に、凄まじい情報戦の結果として、われわれの生活は脅かされているのであり、それを意識した時には、すでに我々の意識は他国によって洗脳され、国家は蹂躙されるのである。


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posted by キッドマン中佐(a) at 17:21| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

習近平主席が、フィリピンのドゥトルテ大統領を恫喝する。

 フィリピンのドゥトルテ大統領が昨日の演説で、先月に習主席と行った会談の席で「南シナ海での資源の採掘をするなら戦争だ」と習主席に恫喝されたことを公表したが、この余りにも独善的な習主席の発言は、まさに国際関係においては異常な発言だと言えよう。
 この習主席の発言の真意は、極めて複雑な状況が背景にあるのは間違いないが、その主な意図は、国内の習主席に対する政治姿勢にある種の不満を抱く者たちに対する封じ込めの意味が、その第一であろうと思う。つまり、「南シナ海は、中国の領海だ」とする、中国の国是である「覇権主義の遂行」を確認することで、習近平に不満を抱く者たちの意義を制した形と採ったのだと考えられる。
 しかし、この習近平の発言は、外交としては問題発言であると言えるだろう。ことがどんな内容であれ、会談相手の大統領に対して「戦争」を口にする異常さは、逆に習近平の内面心理の動揺、つまり、「自分の意図する通りにはなっていない」という不満の表象とも、観てとれる。

 北朝鮮問題で米国のトランプ大統領から「北朝鮮への圧力を強める」ことを求められたが、その政策が思い通りには進展しておらず、「血の同盟」と言われていた北朝鮮との関係だが、北朝鮮からは逆に決別を意味する声明も出されている。
 そもそも、習近平は北朝鮮の金正恩に対して良い印象を持っていないのは確かで、その証拠に就任以来、一度も北朝鮮を訪問していないのだ。

 たとえ、これが国内向けの発言であったとしても、会談相手国の大統領に対して「戦争」を口にする習近平の異常さは、国際関係においては許されざることだと言える。




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posted by キッドマン中佐(a) at 13:56| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

中国における相次ぐ爆発!

 中国では、先ごろの天津市での化学保管施設の大爆発に続いて、山東省でも化学プラントが爆発、炎上している。
 これらについて、単なる事故とみるか、あるいは何らかの恣意的営為とみるかで、その後の観手の見解は違ってこようが、まずは、事件を疑わざる得ないところである。
 それでは、この2つの爆発は、何を意図した犯行であったかということであるが、その問題の中心は中国国内の動乱、習近平政権への反抗を意味すると考えて良いだろう。ここで問われるのは、習政権のこの爆発事件への対応がいかなるものであるのかということを中国国内外に問うことで、政権そのものの弱体化、あるいは中国国民の、あるいは中国軍部の習政権への指揮系統の乱れを誘発することを狙った犯行、習近平政権に反対する政治勢力の台頭を意図する犯行など、とその疑問は尽きないところである。

 もちろん、この北京に近い都市での相次ぐ爆発についての情報は、これまでの中国についてのメディア報道と同様に、外部に伝えられることはないであろう。
 何れにしても、中国国内で何かが動き始めていることだけは確かであるようだ。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150823-00000001-mai-cn 

posted by キッドマン中佐(a) at 09:18| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月14日

中国社会に根深い腐敗の構造。

 これまでにも、中国社会では共産党政府内部や軍関係者の汚職や賄賂などの腐敗した人間関係が取りざたされ、習近平政権の厳しい摘発が続いていたのだが、ここにきてその腐敗の構造が政権内部や軍にとどまらず一般社会にも浸透しているとの政権の判断により、メディアの経済担当のキャスターほかが逮捕、拘禁されているようである。

 中国は近年になって急激に民主化が進み、目覚ましい経済発展を遂げるに従って、それに伴う貧富の格差や人間関係による差別格差が進行してきているのであったが、これが顕著になってきているのは、中国のこれまでの経済発展の過程にあっての社会構造における歪曲が隠蔽できない状態にまで浸透していることを意味するのであろう。

 しかしながら、こうした社会構造による腐敗の実態が明らかになったとしても、その構造そのものが中国の現代社会の根強く浸透し、それがある種、支配層にとっては当然のごとくに実践しているようで、この撲滅は困難なことであるのも当然であろう。また、この腐敗の構造は摘発する側にも存在しているのであり、一つの端緒が想像を超えたところに飛び火しかねないのである。
 こうした腐敗の構造は、先の共産党幹部であった周永康氏の逮捕やハク・キライ氏の逮捕など、政権内部にまでをも採りこんでいる訳であって、それが今回、中国の一般社会にも、同様の腐敗構造が浸透しているというのである。

 こうした、中国社会の腐敗の構造が敷衍していることを思えば、この浄化は困難を極めることであろう。

(この記事を参照)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140714/chn14071419590009-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 21:13| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

理解に苦しむ宥国外務省の対応。

 中国機が日本の自衛隊機に異常接近した事件で、日本政府の公式見解に中国外務省の対応が「日本の自衛隊機が先に異常接近してきた」として、強硬な姿勢で日本政府の見解に反論をしているが、この中国側の反応には理解に苦しむ部分が多い。
 つまり、軍事を知る者から考えればとてもじゃないが、この中国側の反応に大きな齟齬があり、矛盾点が垣間見れるのである。
 そして、はじめに自衛隊機が中国の軍用機に異常接近をしてきたと主張しているようだが、ここで伝えられている中国機は古い旧ソ連製のツポレフ154とのことなのだが、この機種はどのようにみても旅客機でであって、異常接近をしたとする自衛隊機はF15J戦闘機である。そもそもこの種の2機種が異常接近するということはF15J戦闘機が能動的に仕掛けなければ、実現しないことなのである。これは、あり得ないことなのだ。
 また、そもそもこの自衛隊機が防空識別圏に侵入した外国の航空機にスクランブル発進をかけるのは、F15Jではなく、私の知る限りではF2支援戦闘機であると考えているのだが、どうであろうか?
 ここにも中国側の主張に、大きな齟齬があるように思える。

 いずれにしても、こうした事態は異常な事であるのは間違いないところであり、不慮の事故ともなりえる危険な営為であることだけは確かで、このことが殊更に緊張関係を醸成しているとすれば、厳格な対応が必要になるのは、間違いないところだ。

 ウクライナ情勢も緊張度が増し、イラクでは武装勢力が首都のバグダッドへの攻撃を宣言しており、シリアの内戦は泥沼化し、そして南シナ海では極度な緊張関係がある。

 ブラジルでのワールドカップでの熱狂と歓喜をよそに国際情勢は、その緊張の度合いが増しているのである。

(この記事を参照のこと

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140613/chn14061319520005-n1.htm
posted by キッドマン中佐(a) at 21:33| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月26日

中国空軍戦闘機2機が自衛隊機2機に相次いで異常接近。

 昨日(25日)、中国空軍戦闘機(スホイ27)2機が航空自衛隊機2機に相次いで異常接近した事件は、ある意味、今後の東アジア軍事情勢を考える上では重要な要因を含んでいる。最接近した時点での自衛隊機との距離は30mほどであったことからも、この接近が尋常ではないことを表している。そして、これは決して偶発的な営為ではないと言うことにも異常さが見え隠れするわけであるし、高速で上空を飛行している航空機の異常接近がどのような事態を招くか、も認識されていないのである。

 この中国空軍戦闘機2機は、ミサイルを搭載していたということから、いつでもミサイル攻撃が可能な状態であったことにも、この意味は重大であるのだ。
 しかも、この空域が尖閣諸島の北方400kmの公海上空とはいえ、日本と中国が軍事的に緊張が高まっている時期でもあり、折しも中国とロシアが東シナ海で合同軍事演習を実施している最中であることも、その緊張度が一層の高まりを醸成しているのである。

 最近の中国共産党政権は、日本の安倍首相を「右傾化している」として警戒感をあらわにしている上に、自国の海洋拡大戦略の推進を急速に実行しており、先の米国オバマ大統領のアジア重視政策の表明もあって、国益の拡大解釈を頑強に実行しえいるのである。
 先日、国際メディアでも報じられた、中国公船とベトナム公船の意図的な衝突であったり、フィリピンとの軍事的緊張も、中国軍によって東アジア地域の軍事的緊張を急激に高まっているのである。

 そして、何よりもこの一連の軍事行動を中国共産党指導部が、この当事者を何ら処分の対象とはしていないことであり、このことはこの中国空軍戦闘機の自衛隊機への異常接近を中国共産党指導部が容認しているとも推測できるということである。

 ウクライナ情勢、中東地域の軍事的緊張と今年になって国際情勢は一気に緊張感を増しているのだが、この事態が進行し、軍事衝突を招くのではないかという懸念は、今後も続きそうである。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/chn14052608280004-n1.htm



 
posted by キッドマン中佐(a) at 13:31| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

中国は、公務員ぐるみの犯罪国家なのか。

「中国黒竜江省で列車が脱線し乗客15人が負傷した事故」が起こっているのだが、この深刻な犯罪(事故ではない)の容疑者として、この鉄道の作業員を警察は拘束しているという。

 この犯罪の忌々しき事の重大な点は、鉄道をという市民生活に密着した公益機関ある鉄道なのであると同時に、その管理・維持を担当する部署の一員が、故意に行った犯罪行為であることもさることながら、鉄道事故というのは人命に関わる重大事故となるのが必死であることなのだ。

 こうした公務員の犯罪は、その犯罪を犯した者だけを問題にしては、何ら解決しないのであって、この犯人の所属する団体の体質が問われなければならないのは当然なのである。そして、これが中国という国家の管理体制の現状であるとするならば、先に李国強首相が所見で述べたように、「腐敗体質は徹底的に排除する」との政府方針が、速やかに実行されなければ、中国の市民生活の安全は保障されないという事になろう。

(この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/chn14041620380011-n1.htm

posted by キッドマン中佐(a) at 22:07| Comment(0) | 中国・台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする