2014年01月20日

混乱を極めるタイ情勢。

 東南アジアのインドネシアの北に位置するタイ王国では、現政権の政策に対して反動を強める反政府派は、実力行使の勢いを強めている。
 
 そもそも、タイ王国は1992年の「5月流血革命」を経て、2006年に当時の首相タクシン・チナワット氏を排斥する軍事クーデターが起き、その後は現政権を支持する派閥と反政府派の対立が続いていたのだが、ここにきてその対立が暴力的対立構造が明らかになっている。
 そもそも、軍事クーデターによって成立した政権は、こうした国民の支持を失った場合には、同じような結末を迎えるのは自明のことであろう。

 タイ王国は、大東亜戦争当時は日本軍を支持し、東南アジアの解放に向けて進軍した旧帝国陸軍の兵站などを担い、支援にあたっていた。その後、その気候や肥沃な土壌により、東南アジアの一大農産国の地位にあった。
 大東亜戦争以前の東アジアは西洋列国の植民地であって、日本とタイ国だけが、独立国であった。

 絶対君主制の王朝国家から立憲君主制に移行したのも、大戦後の工業化が近代化が推進されていたことにも起因している。

 今回の政府派と反政府派の対立は、総選挙の民主的な実施を求めた」ことに起因しているのだが、反対勢力の憤慨は極限に達している事態にあり、一般民衆を取り込んだある種の暴動にまで発展しているようだ。

 まずは、この動向については、国際社会としては注視してゆくしか採るべき策はないのであろう。


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posted by キッドマン中佐(a) at 14:24| Comment(0) | 南・東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月21日

原発の近郊の村で民家が爆発。(インド)

 通常の感覚では理解できない爆発事故が起ったようだ。事故と言うより事件である可能性が高い。
 原発というのは核燃料を燃やしてタービンを回して発電するシステムだが、ここに核燃料が使用されているということに意識が向いていないと、想像を絶する自然環境を含めて人体に被害を及ぼす。
 その原発近くの村で原発に反対する者が民家で爆弾を製造中に、爆発させてしまったのだ。
 そもそも、反対派が爆弾を製造しているということも大きな問題だが、それが原発の近くであるということに驚かされる。そして、その原発反対派の者たちが、製造した爆弾を保持している可能性がある、ということには一層の驚きを感じる。
 自明のことだが、原発の原子炉が爆発・破壊すればチェルノブイリの例を待つまでもなく、想像を絶する被害を地球規模でもたらすのだ。

(転載始め)

インド原発近くで爆弾、6人死亡=反対派が製造中、暴発か

時事通信 11月27日(水)19時13分配信

 【ニューデリーAFP=時事】インド南部タミルナド州の沿岸部に建設されたクダンクラム原発近くの村で26日夜から27日未明にかけて、爆弾が爆発し、6人が死亡、3人が重傷を負った。インド紙によると、反原発の活動家が家屋内で爆弾を組み立てている最中に暴発したとみられている。
 ロシアの援助で建設されたこの原発は2004年のスマトラ島沖地震に伴う大津波の被災地に建てられているため、津波による東京電力福島第1原発事故と同様の危険があるとして反対運動が起きている。
 反原発グループは他の村民と抗争を続けており、手製爆弾を製造し、保管していると報じられている。 


(転載終わり)





<管理人コメント>
 インドでは、近年、原発の建設・利用を推進しているようだが、それに伴う反対運動も激しいようだ。ここには、核燃料が及ぼす自然環境の破壊と人体への影響についての認識が、反対派の人々にどれだけ正確に伝えられているか疑問がある。もちろん、核燃料が危険であることの認識は十分に理解しているのであろうが、原発の反対運動に爆弾を用意されるようでは、その辺のことは疑いたくなる。
 
posted by キッドマン中佐(a) at 14:31| Comment(0) | 南・東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィリピン・台風の被災地では治安が悪化している。


 今回の強烈な台風の直撃を受けたフィリピン・レイテ島の被災地では治安が極端に悪化しているようだ。
 台風被害に加えて人心の乱れも懸念されるわけだが、その対策はどのようになされるのだろうか。
 飲料水の供給は足りているようだが、食糧が十分に被災者には届いていないようだ。街は破壊され尽くされ、住む家も失った被災者にとってよりどころとなるのは、目下のところ、十分な食料と衛生環境の整備だろう。ここで感染症などの疾病が発症した場合には、想像を絶する悲劇となる。

(転載はじめ)

治安悪化「夜が怖い」=涙ながらに被災女性―物資なく、略奪も・タクロバン

時事通信 11月14日(木)15時17分配信

 【タクロバン時事】「夜が怖い。悪い人が来るのではないか。それが一番心配だ」。台風30号の最大の被災地フィリピン中部レイテ島のタクロバンで、避難生活を強いられている主婦のビクトリーナ・ブエナフランシスカさん(60)は14日、涙ながらに訴えた。
 ブエナフランシスカさんは家族6人で共に近所の建物に避難。ここは一室50平方メートルほどの広さで、計2部屋に15世帯約100人が身を寄せ合っていた。部屋は窓が壊れ、吹きさらしの状態。腕にけがをして包帯を巻き、身を横たえている高齢の男性の姿もあった。
 ブエナフランシスカさんによると、近所で略奪や殺人、レイプが起きるなど治安が悪化している。今最も望んでいることは「家を直してほしい。早く戻りたい」と語った。
 同じ部屋に夫と子供3人と一緒に避難しているベルナベス・アンパーティンさん(30)も「自宅が壊れて移ってきた。家に帰りたいが、室内にまだ水が残り、住める状態ではない」と話す。
 辛うじて水道が使える一方、食料は足りない状況だが、政府から支援物資は一切届いていないという。
 近所にある大型スーパーは台風の被害で大破。近隣住民の話では、店内にあった品物はことごとく略奪された。ある住民は「略奪した商品を(定価よりも)安く売っているケースもある」と明かす。食料が足らず、店から盗む住民もいる。
 極めて強力な台風だったことを裏付けるようにタクロバン市内の建物は軒並み被害を受けた。車の交通量も「燃料不足で車が使えないため」(地元住民)少なく、多くの人が食料や水を求めて歩いていた。道路脇には木や家財道具の残骸が積み上げられたまま。撤去作業は遅々として進んでいない。 

(転載終わり)



<管理人コメント>

 日本の自衛隊も、隊員1000名、艦船3隻、輸送機、多目的ヘリコプターの派遣を決めている。すでに各国の支援団体は現地で救援活動を続けているようだが、この想定を絶する災害を前にして、その被害の全容は未だにつかめていないようだ。
 ここに来て治安が極度に悪化している。「レイテ島の中心都市タクロバンでは警察や兵士が警備する中、政府管理の食糧倉庫が大勢の住民に襲撃され、12万9000袋(1袋50kg)のコメが号雑された」という報道もある。
 今後の復旧の焦点は、インフラの回復もさることながら、治安の回復が早急になされることかもしれない。

posted by キッドマン中佐(a) at 14:01| Comment(0) | 南・東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先の台風で甚大な被害を受けたフィリピン・レイテ島に、沖縄駐留の海兵隊が支援へ。


 今回、フィリピンを直撃した台風の被害は甚大なもので死者1200人以上、被災者の数は430万人にのぼると伝えられている。街ごと高さ5mの高潮に襲われ一瞬にして消失したという報道もある。
 インフラ整備の遅れた地域をこうした巨大な災害が襲った場合の被害と言うのは、想像を絶するものがある。それにしても一時、895ヘクトパスカルまで巨大化した台風に対する備えとは、どんなことなのだろう。
 国土の強靱化を進めている日本にも、被災地域の住民には申し訳ないが、大きな教訓を示してくれたようだ。
 そこに、沖縄駐留の米軍の海兵隊が復旧に向けた支援に向った。

(転載開始)

米海兵隊が現地入り=救援活動開始―比レイテ島

時事通信 11月12日(火)0時8分配信

 【タクロバン(比中部)AFP=時事】台風30号の被害が拡大しているフィリピン中部レイテ島に11日、米海兵隊部隊が入り、救援活動を開始した。
 同日午後、島の中心都市タクロバンの空港に救援物資を載せた米軍のC130輸送機2機が到着した。海兵隊によれば、フィリピン入りしたのは沖縄駐留の約90人で、これに約180人が追加派遣予定。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ4機に加え、KC130空中給油機3機が投入される。
 第3海兵遠征旅団のポール・ケネディ司令官(准将)は記者団に「道路も寸断され、木々もなぎ倒され、電気もない。他に何か残っているのか。被害の大きさを表現できない」と語った。 

(転載終わり)



<管理人コメント>

 災害というのは、人智の及ばないところに存するらしい。
 ここ2,3年、いままでにわれわれ日本人が経験をしたことのないような強烈な台風が、東南アジアから日本にかけて次々と襲来している。
 こうした災害に対する備えは、その基本的な政策がないと対応できない。国土の保全と国民の安全を護るのは政府の施策でしか、為し得ないことなのだが、国民も日々の生活の中で災害に対する心構えは持っておかなければならないだろう。
 さて、今回の台風の被害に襲われた人達の支援に沖縄駐留の米軍、海兵隊が投入された。大型輸送機C130やオスプレイを活用して、その支援活動にあたるということだが、我が国政府としても何らかの支援をしなければならない。それも、迅速な対応が必要なのだ。
 こうした、災害への対応においても垂直離発着のオスプレイの存在は大きい。災害対策を念頭においても、自衛隊の装備にオスプレイが採用されることが待たれる。

posted by キッドマン中佐(a) at 13:55| Comment(0) | 南・東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インドが中国の軍備拡張を懸念している。


 インド国防省は、中国の軍備拡張を危惧しながら、それを刺激しないようにと配慮している。
 これは、インドが中国の軍事の動きが顕在化していると予測しているのではないかと思われる。軍事を背景とした国際関係にあって、それを前面に押し出すことは軍事衝突の危険性をはらんでいると感じる。

(転載開始)

インド、中国に配慮で米国との軍事演習を縮小=軍事大国の間でバランスを考慮―インド紙

Record China 11月9日(土)15時10分配信
インド、中国に配慮で米国との軍事演習を縮小=軍事大国の間でバランスを考慮―インド紙
6日、インド紙『ビジネススタンダード』のウェブサイトは「米中との軍事演習の間でバランスを取るインド」と題した記事を掲載した。写真は中印関係を伝える中国紙。

2013年11月6日、参考消息によると、インド紙『ビジネススタンダード』のウェブサイトは「米中との軍事演習の間でバランスを取るインド」と題した記事を掲載した。

米国とインドは「マラバール」と称した軍事演習を1992年から実施しており、今年で15回目を数える。2007年から中国と行っている軍事演習は「携手」と呼ばれ、5年間の中断を挟んで、今年第3回が実施される。

興味深いことに、インド国防省はマラバールの注目度を下げようとしている。演習に参加する戦艦の数と形式がそれを物語っている。今回、米国は通常の空母打撃群を派遣せず、インドも戦艦2隻を派遣するにとどまっている。インドのアントニー国防大臣は中国の受け止め方を注視しているようだ。

それが顕著に現れたのが今年4月、日米印3カ国軍事演習からの撤退だ。予算の問題だと説明されているが、米国もこれが中国への配慮だと認識しつつある。

今年の夏、米国の軍関係者が定期会合のためにインドを訪問した際、面会予定だったインド側の人物がイタリア出張に行ってしまっていたということも起こっている。それでもなお、インドは米国との防衛関係に楽観的な見方を示している。国防省は5日、「印米両国の海軍はパートナーであり、両海軍間の連絡や人員間での関係を強化していくことを期待している」と発表している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

(転載おわり)

<管理人コメント>

 中国は、今後のエネルギー確保と軍事的覇権を意図に東南アジアを巡る政策を推進している。(真珠の首飾り政策)ことに最近になって、日本の領海、領土である尖閣諸島に対して主体的に行動しているが、それが拡大しているとインドは懸念しているのだろう。
 そもそも、インド海軍は米国海軍はパートナーであることを表明しながら、今回の米印合同軍事演習「マラバール」の規模の縮小は、中国の軍事行動への懸念を暗に意味しているようだ。

posted by キッドマン中佐(a) at 13:42| Comment(0) | 南・東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする